北海道 COMITIA21 にお友達と共同サークル出展してきました。 #北ティア
同人誌即売会
2025年6月15日に札幌コンベンションセンターで開催された「北海道 COMITIA21」にお友達とサークル出展してきました。
10日ほど前の に札幌コンベンションセンターで開催された「北海道 COMITIA21」に出展側として参加しました。
今回は普段から活動している「EZ-NET」としてではなくて、お友達との共同活動となる「えび*くま」としての出展でした。自分的には、初の共同サークル・初の遠征出展・初のコミティア出展です。お友達のえびさんも初のサークル出展・初の単著での同人誌制作・初の入稿体験と、お互いに初めてづくしな出展でした。
えび*くま
そもそもなぜに「えび*くま」なのか。
それはある日に、プログラマー繋がりのえびさんが書いて教えてくれたブログがはじまりでした。 それがとても気に入ってしまい、同人誌づくりが似合う感じがしたものだから「ほうっておいてもひとりで進んでいきそうだけど、良ければ一度、一緒に出展してみませんか?」と尋ねてみたら即刻結成しました。
ハンドル名も決定しまして、自分は「くま」で、えびさんは「えび」です。 そういえば自分はずっと本名でやってきたので、ハンドル名での同人誌活動も初めてでした。
舞台は、地方コミティアへ
そんな頃の自分は「コミティアにも出展してみたいな」と想いを馳せる季節で、それでも自作の同人誌たちではコミティアにはどこか心許ない — そんな折の先の出来事。えびさんの作品も加わればコミティアにも似合いそうな気がして、ターゲットをコミティアに決めたのでした。
当初は 6 月 1 日に東京ビッグサイトで開催されるコミティアを狙って準備をはじめていたのですけれど、まさかの「技術書典18」がその同日の開催を発表、なかなか悩むもコミティアの北海道版「北海道 COMITIA21」がちょうど同じ頃合いの 6 月 15 日に開催されることを知り、それに狙いを定めることとなりました。
終わってみればすべてが噛み合って、とても良い方向に働いてくれた感じがします。
プログラマーのための新千歳空港入門(くま著)
そんな北海道 COMITIA21 に向けて、せっかくえびさんの初出展ならこちらも新刊で迎えたい — そんな新刊に相応しいのは、個人的に思い入れも深く、改訂の機も窺っていた「プログラマーのための新千歳空港入門」の最新刊、そう思ってこの日に合わせての完成を目指すことに決めたのでした。
ところが書けども書けども終わりが見えずに、入稿は締切のまさに直前、自分が理想とするオフセット印刷で開催当日に間に合う締切に徹夜で臨むこととなりました。それでも甲斐あって、めでたく無事に新刊を当日に間に合わせることができました。なにより初舞台を飾るに相応しい仕上がりになってくれたのが嬉しく思うところです。
この感覚は、ひさしぶり
自分はここ数年の間、しっかりとした新刊を作れていなくて、 書いていても間に合わないままイベント当日を迎えることが多かったのですよね。 これまでの活動を通して既刊はいくつか持ち合わせていたから、その間でもそれっぽく即売会に臨めていたものの、それに甘んじていたところも大きかったのでしょう。
せっかくのえびさん初出展記念日に、共同サークル主として「新刊、間に合いませんでした。ごめんね。」などとは絶対に言えない — それを支えに締切目指してギリギリまで頑張り抜けられた体験が、自分にとっての大きな収穫になった感じです。まるで初心に返してもらえたようにも思える感覚に、なんだか安堵の心地がしました。
macOS とちょっとだけ仲良くなる本(えび著)
えびさんもとても素敵な初作品を仕上げてくれての出展でした。 個人的にはすべてがとても好みな感じで、語りたいところは山ほどあるのですけれど、 それはまたご本人に伝える機会に恵まれたときに届けられたらいいなと思うところです。
がんばりを感じながら
作品づくりは互いに独立並行(最後の最後に自分が余計な手助けをしようとしてしまい、危うくえびさんの心意気を台無しにするところでしたが ⋯ そうせずに済めたことには感謝しかない)で進めていきましたけれども、 そんな中でもときおり聞かせてくれる進捗にたくさんの "がんばり" を垣間見ることができたのも、 自分にとって豊かな体験でした。
出来上がったものだけが "がんばり" のすべてじゃないんですよね。最初から最終日まで、たくさんの情熱、そして思い入れ、楽しそうに進める様子と、試行錯誤、最後の追い込み、完成品を手にしたときの嬉しそうな様子ですとか、それこそ出展当日までも。そんながんばりに触れられるってなかなかできないことだから、そんなところも今回の共同サークルで得られた素敵な宝物です。
そんな姿を眺めていると、自分もなにか新しいこと、はじめてみたくなりますね。
出展を終えてから思った、ひとりごと。
ところで出展を終えてゆっくりしてから、えびさんから戴いていた「macOS とちょっとだけ仲良くなる本」をゆっくり眺めていたら、その内容が自分の想像をさらに遥かに超えていくほどの素敵さで —
自分は「えび*くま」結成当初から、えびさんの本の隣には「プログラマーのための新千歳空港入門」を置こうと決めていたものだから当日も何も疑わなかったけれども、この内容ならそちらより「Swift イニシャライザー大全」を並べた方がもしかしてとても似合うかもしれない。
それとえびさんが丹精込めて生み出したそんな初めての同人誌作品を、人類史上誰よりも早く戴けたことも身に余るとても幸福な出来事。
北海道 COMITIA21、とても素敵な体験でした。
そんな感じで、北海道 COMITIA21 は、自分にとってかけがえのない機会となりました。
今回の機会を通してえびさんも、同人活動の照準をしっかり見定められたように窺えて、いよいよ単独出展に向けて早くも意欲を燃やしているのがとても嬉しく思えたりして。そして自分も、次に出展する技術書典こそには久々に技術書の新刊を揃えてみたくなりました。
自分にとっての今回の機会は、まるで技術書典2くらいの頃の情熱あふれる初々しさを思い出させてくれるかのような、懐かしい出展体験だった感じがします。そんな機会に巡り逢わせてもらえて、とても嬉しく思います。
技術書典で手に入れてくれた人へ
ところで、技術書典18 の期間中に「プログラマーのための新千歳空港入門 — 2023年版 後期」を手に入れてくれた人には、今回の地方コミティアで出した新刊「2025年版」もお渡ししますので、ご都合が合えば、自分の出展するどこかの同人誌即売会にお越しくださいね。
今後の予定は CASUAL BOOK 情報ページ に記載していきます。 即売会に来られなくても、購入時にお渡しした「引換券」には、電子版のダウンロードに使える「ギフト ID」を記載してあるので、それを使って こちら から電子版の入手ができます。 電子版のダウンロードと即売会での製本版の受け取りは両方してもらって大丈夫ですので、まずは忘れないうちに無料版のダウンロードをしておいてもらえると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いしますね。引換券をなくしてしまった人がいらしたらご相談ください。