Expression Web 4 のコードエディタの文字色を Web 3 から引き継いでみる

SOFTWARE REPORT


Microsoft Expression Web 4 に Expression Web 3 の設定の一部を移行する

Microsoft  社の Web サイト制作ツール Expression Web 3 をこれまで利用していたのでした。そして、新たに Expression Web 4 をインストールしてみたのですけど、Expression 4 には Expression 3 の設定は引き継がれてくれませんでした。

持っているサイトをサイトリストに登録したり、ソースコードエディターの文字色を調整していたりした都合、それを引き継いでくれればすぐにでも理想の環境で編集することができると思うのですけど、どうやらそうもいかない様子です。

 

かといって最初からサイトや色を登録し直すのも手間が多いので、どうにかしてサイトリストとコードエディターの文字色を引き継ぐことが出来ないかと思って調べていたら、ちょっとした作業でそれらが出来ることが分かりました。

今回はそのうちの、コードエディターの文字色を引き継ぐ方法についてのお話です。

サイトリストを引き継ぐ方法については EZ-NET: Expression Web 4 のサイトリストに Web 3 で設定していたリストを取り込んでみる の方を参考にしてみてください。

 

Expression Web 4 のコードエディターの文字色を設定する

以前に EZ-NET レポート: Microsoft Expression Web 3 の色の設定について の中で、レジストリーエディターを使って色設定を一括して編集する方法について記しましたけど、この方法はどうやら Expression Web 4 でも通用するような感じでした。

つまり "HKEY_CURENT_USER\Software\Microsoft\Expression\Web\3.0\HTML View" に格納されているコードエディターの文字色情報をレジストリーエディターでエクスポートしてバックアップを作成し、それを "HKEY_CURENT_USER\Software\Microsoft\Expression\Web\4.0\HTML View" のデータとして再度取り込んであげることで、色設定を簡単に引き継ぐことが可能です。

 

まず、Expression Web 4 が起動している場合は、それを終了しておきます。

そして、レジストリーエディター "regedit" を用いて "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Expression\Web\3.0\HTML View" の内容を .REG ファイルにエクスポートします。

エクスポートしたデータをテキストエディターで開いたら 3 行目の "[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Expression\Web\3.0\HTML View]" という行の Expression Web のバージョン番号を示す "3.0" のところを次のように "4.0" に変更します。

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Expression\Web\4.0\HTML View]

このようにして保存した .REG ファイルを右クリックして 「結合」 を選択することで、Expression Web 4 の文字色データとして、Windows に取り込むことが出来ました。

 

もしもこの取り込むときに Expression Web 4 が起動していると、取り込んだ新しいデータがまた古いデータに戻ってしまい、コードエディターの色が変わらないということが起こるようでした。

その場合は、Expression Web 4 を終了して、もう一度 .REG ファイルを取り込んであげます。