初代 Apple Watch にソロループバンドを装着できた様子。

Apple Watch

初代 Apple Watch のバンドを交換するにあたってソロループバンドがとても気になったので、互換性がないとは謳われていたものの、ちゃんと使えそうな気がして試してみました。


初代 Apple Watch で、これまでバンドとして スポーツループ を使用していたのですけれど、汗ばむ季節の臭いといった使い心地で気になるところがあったので、新しいバンドを探していたときに Apple 純正の ソロループバンド が目に留まりました。

このバンドは、 に発売された Apple Watch Series 6 と一緒に登場したバンドで、伸縮性がありなめらかな肌触りのゴム製バンドで留め具がなくぴったりフィットするのが特徴で、耐水耐汗もあって取り扱いがしやすそうな製品です。

純正バンドの中では値段も安いし、新しい使い勝手と、使い心地も想像するに良さそうに思えて、これにしようと決めたのですけど、いざ詳しくみてみると、バンドの互換性情報の中で「ソロループとブレイデッドソロループのバンドは、Apple Watch SEおよびApple Watch Series 4以降のモデルにのみ対応」と記されていました。

そうなると、初代 Apple Watch では使えないのかと思ったのですが、結果から先に記しておくと、試しに装着してみて今のところは問題なく使えていそうな感じです。

本当に対応していないのか

Apple Watch のバンドといえば、これまでに本体ケースのサイズが、初代から Series 3 までは「38mm と 42mm」のラインナップだったのが、Series 4 から Series 6 までと SE とでは「40mm と 44mm」のラインナップに変更されはしたものの、装着できるバンドはどちらのラインナップ共に共通サイズで使えるようになっていました。

本体とバンドを接続する金具は「38mm/40mm」タイプと「42mm/44mm」タイプが用意されていて、本体ケースのサイズに合わせて選びさえすれば、たとえば「42mm/44mm」タイプのバンドであれば、42mm の Series 2 で使っていたものを、そのまま 44mm の Series 5 で使うみたいなことが可能でした。

そして Series 5 と Series 6 とでバンドの取付金具に変更があったみたいな情報がないのと、そもそもソロループが「Series 4 意向に対応」ということは、Series 4 とバンド互換性のある Series 1 等で使えない方が不思議な気もします。 もちろん Series 6 の取付金具だけに特別な形状のものが嵌るみたいな可能性もなくはないのですけれど、インターネット上からみられるバンド金具の形状に特段の違いはみられないように思います。

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そんなところから「まず問題ないだろう」くらいの気持ちでソロループを購入してみることにしました。

ぴったり、しっかり、装着できる印象

そしてさっそく Apple Watch の初代ケースにソロループを装着してみたところ、バンドの金具が驚くほどにぴったりと、そしてスムーズに本体ケースの溝をスライドして、カチッと気持ちよく留め具で止まってくれました。バンドと本体の接合部もぴったりサイズで、今まで通りの互換性を感じさせてくれる仕上がりでした。

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もしかして、ループにしたら問題が起こってくるのかもしれないと思いつつ、もう片側の金具も本体ケースに止めてあげてみたところ、こちらもピッタリ良い具合に接続することができました。手応え的にも見た目的にも完璧です。

そのまま腕に装着してみても、特に何か不安を感じるところもなく、良いフィット感で使うことができそうでした。

非互換を強調するのかは、謎

そんな感じから、どうして Apple 公式サイトで「Series 4 以降にのみ対応」と特別に明記しているのかは、今のところはよくわからないです。

装着のときに引っ張る都合、その強度の問題とかあったりするのでしょうか。仮にそうだとしても、本体ケースがそんなやわな造りになっている感じもしないのと、着脱時に引っ張る以外は、装着時にそこまでテンションがかかるといったこともなさそうなので、少なくとも強度の面ではとりあえず使いながら観察してみるくらいで大丈夫そうです。

それ以外の互換性に影響するかもしれないことって何があるのでしょうね。何かのセンサーを邪魔することもなさそうですし、逆に何かセンサーの働きを助ける装置がついていそうな感じもしないので、考えてみても謎は深まるばかりな印象でした。